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外壁塗装の塗料はどれくらいで乾燥するのか?乾燥不足で起る不具合は?

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 外壁塗装のメンテナンス期間は、7〜10日ほどですがその期間で、塗料は乾くのでしょうか?家一件丸ごと塗料を塗っているのですから、かなりの時間が必要なのではないかと思うのですが、塗料自体が早く乾くようになっているのでしょうか?

 乾燥していない状態で、作業を進められても困りますよね。

今回は、塗料の乾燥時間と乾燥不足で起る不具合についてお話しします。

1)塗料が乾燥する時間

 外壁塗装で塗料の乾燥時間は、様々な種類と気候により異なってきます。では、それぞれの環境で、塗料の乾燥をどう判断しているのか、説明していきます。

 

 1-1乾燥までに塗料はどう変化するのか?

 外壁塗装の工程は、高圧洗浄⇨1度塗り⇨2度塗り⇨3度塗りの順で行われ、それぞれの間で適切な乾燥が必要になります。

 (高圧洗浄:1〜2日)水分が残ったまま外壁に新しい塗料を塗ると、剥がれや気泡が出る原因になり劣化を早めることになります。

*塗料は下記の状態で乾燥の経過を判断します*

 (指触乾燥:1〜2時間)指で少し触っても塗料が着かないが、内部は乾いていないので重ね塗りできません。

 (半硬化乾燥:約1日)指で擦っても塗料に跡がつくことがなく、重ね塗りしても大丈夫な状態です。

 (硬化乾燥:約1週間程度)指で押しても塗料に指紋がつかない状態で、内部もほぼ乾燥しています。

 (完全乾燥:約2週間以上)塗装内部まで完全に乾燥した状態です。

 同じ塗料でも季節や天候・湿度により時間が異なることに注意し、指で軽く触れてみる程度で試してから、乾燥状態を確かめましょう。(強く押し付けて、乾燥していない場合は、指紋が残ったり、塗膜が崩れてヨレの原因になったりします。)

 

 1-2乾燥が適切に行われなかった時に起るトラブル

 外壁塗装のメンテナンスの目的は、外壁の耐久性を高め、我が家を美しく長持ちさせるためです。メーカーが指定している用法を守ってこそ、塗料の機能が発揮されます。(遮熱・湿度の調整など)適切に行われなかった場合どんなことが起るのでしょう。

・ヒビ割れ

・剥がれ

・膨れ

・色むら

・仕上がりが汚くなる

・塗装表面に、気泡のようなものができる

などです、塗装のメンテナンス直後は、一般の私たちが気付くのは難しいので、後のアフターフォーを見積時に確かめておくことが大事になります。

 

 1-3乾燥までにしてはいけないこと

 塗装業者が、様々な配慮で正しい工事をしていても、家主の私たちが知らないうちにやってはいけないことをしている可能性もあります。後で困ったことにならない様に、ここで把握しておきましょう。

・乾燥までに、どのくらい掛かるのか?日程の確認と、やってはいけないことを依頼した業者と確認を取り合う。

・無闇に触らない。

・日常生活で、クセになっている「傘」は雨で濡れていますし、ビニール製品なので要注意です。

・予期せず、ものが触れてしまったり倒れたりするものが周囲にないか?確認し、あった場合は移動しておきましょう。

・外壁塗装メンテナンス期間中は、洗車や草木に水をやるなど注意しましょう。(なるべく行わない方が良いかもです。)

2)季節で変わる乾燥のポイント

 外壁塗装のメンテナンスに適した季節は、やはり春と秋です。

気温・湿度・天候など総合的に適しています。(秋は、台風で足場の解体、組み直しが心配です…そうなると、春が1番良いのかもです。)

 夏はどうでしょう?ネックになるのは、窓を開けられない点と、エアコンを使用できない点です。お客様にとって、かなり辛い環境になってしまします。

 冬はどうでしょう?気温が低いと乾燥に時間がかかります。厚生労働省のガイドラインでも「気温5度未満、湿度85%以上」では外壁塗装不可。と通達が出ています。

 梅雨時期も、乾燥に時間が掛かるので避けたいですね。

3)まとめ

 塗料は正しい方法で塗られて、初めて製品として成り立ちます。

メンテナンスを検討し始めた頃は「色はどうしよう」と外観にばかり気が取られていたのではないでしょうか?

 家を守るためには、こういった項目を知ることがとても大切です。業者もこういった大切なことを、積極的に話してもらいものです。そのように認識のすり合わせを大切にすることで、トラブルも回避できるのではないでしょうか?

 当社は、塗料の寿命は、工事の確実性で変わってくるということを熟知した職人が、責任者として工事を進めております。また、お客様のご納得がいくまで代表自ら打ち合わせをさせて頂きますので、どんなことでもお尋ねください。皆様とのご縁を大切に、今後も勤めて参ります。