外壁塗装のメンテナンスで、職人が「塗料を機械で吹き付けいる」「ローラーを使い塗料を手作業で塗っている」現場を見かけたことはないでしょうか?
その作業の特徴、メリット・デメリットと、我が家の外壁塗装のメンテナンスではどちらが良いのか?を比較をしていきます。
外壁塗装で塗料を塗る工具は、大きく分けて3種類あります。それぞれの工具は目的・特徴があり「どの工具が優れている」と断言はできません。建物の立地や環境に合わせ職人の経験で適した工具を使い、スピーディーに仕上げていくことになるのです。
吹き付けは一昔前に使われていた工具で特徴としては、塗料を機械で微粒子にして外壁に吹き付ける作業になります。
近年、様々な場面で「手作業」は「機械」に移り変わり便利な世の中になっています。同じように、外壁塗装も「吹き付け(機械)」が主流かと思いきや、逆なのです!
近年「外壁塗装を、吹き付け(機械)でしたことがない」という職人がいるほど「手作業」が主流になっています。【塗装面積が広い工場などは吹き付けで作業します。】
もし、我が家の外壁が「吹きつけ作業」の時は、何故なのか?業者に聞いてみて、その後の対策に備えた方が良さそうです。※その理由は、2-1をご覧下さい。
近年の主流は、こちらです。
ローラーは、広い外壁でも比較的早く塗装できて、仕上がりも綺麗だという特徴があります。
昔は、吹き付けの方が美しい仕上がりだと言われていましたが、ローラーとハケの工具が年々進化し吹き付けに引けを取らない仕上がりが可能になっていることと、住宅が密集している現代の状況から、狭いスペースで作業しやすいローラー・ハケの方が普及しているのです。
外壁塗装のメンテナンスで「吹き付け」か「ローラー」どちらの作業がいいのか?断言することはできません。
どちらの作業も「塗料の特徴に添った最適な作業をする塗装会社を選ぶ」が正解です。
【吹き付け】
メリット
・作業時間が早い
・塗料に細かい石を混ぜて仕上げる(石材調塗料)でアクセントと耐久性のある外壁に仕上げることができる。
・作業時間が早いので、人件費の分、費用を抑えられます。
デメリット
・どんなに気を付けても、粒子にした塗料は近隣に飛んで行き、トラブルに発展しかねません。予防のための養生の手間も増えてしまいます。
・「塗料が周りに飛んでいく」ということは、その分無駄な塗料を使うことになります。
・吹き付け作業に使用する、機械の音で近隣の方からクレームが来ることもあります。
(上記3点は、要注意ですね。塗装業者と打ち合わせを重ね、予防対策を徹底しましょう。)
・風が強い日など、天候に左右されるため作業日程の延長もありえます。
・近年、吹き付け作業ができる職人が少なくなっているので仕上がりや安全性も心配の一つになります。
【ローラー・ハケ】
メリット
・風が強い日など、天候に左右されることなく作業ができます。
・風で塗料が飛ぶ心配がありません。(近隣の方への配慮と、塗料の無駄を減らすことができます。)
・経験が浅くても塗りやすく、均等でムラも少なく仕上がります。
・付着が強く、塗膜を厚く塗れます。
デメリット
・吹き付け作業より時間が掛かります。
・塗りやすいと言えども、工具や職人の経験で仕上がりに不満な箇所も出てきます。そんな時は、業者に早く伝えましょう。
・その他は、塗装する箇所により工具の種類が何種類も必要。など職人が苦労するデメリットが多いようです。
価格は、吹き付けの方が作業が早いので人件費が抑えられ、若干安くなります。
(ウレタン塗装)吹き付け:約1,800円 ローラー:約2,000円
(シリコン塗装)吹き付け:約2,000円 ローラー:約2,500円
吹き付けと、ローラーの違いお分かり頂けたでしょうか?
手作業のローラーが主流だと言うのは意外でしたが、結果的にどちらも仕上がりや耐久性に明らかな差はないことが分かりました。
色選びから幾度と話し合いをしてきた塗装会社なら、塗料の特徴に添った最適な作業をしてくれることでしょう。
福永塗装工業では、1級塗装技能士の職人を工事責任者に選任し、どのような現場もお客様への感謝の気持ちを込めて丁寧な作業をしております。ですが、お客様目線でないと分からない事もあります。お気付きの点や、疑問に思われることがありましたら、些細なことでもお声がけ下さい。アフターフォローまで心を込めた対応をさせて頂きます。
このページでは、外壁塗装のメンテナンスでとても重要な工程「ケレン」について解説していきます。
みなさんに、手元の見積書を確認いただきたいのですが、「ケレン」と記載がありますでしょうか?
「ケレン」という工程が、外壁塗装の仕上がりにどれだけ影響するのか、このページで解説していきますので、理解を深めて見積書に記載がない方は大至急!塗装業者に問い合わせをし、ケレンに該当する工程がどこに含まれているか、確認しておきましょう。
外壁塗装のメンテナンスで行われる下地処理「高圧洗浄で落ちなかった汚れを落とす作業」のことです。
外壁塗装のメンテナンスで、高圧洗浄では落ちない汚れ、特に「経年劣化した塗膜・鉄部分のサビ」を紙やすり・電動やすりを使い綺麗に落とし磨いていく工程を「ケレン」と言い、外壁塗装の品質に大きな差がでる大事な工程になります。
外壁塗装のメンテナンスで下地を整え、塗料の密着度を高める欠かせない工程です。
①古い外壁から異物を取り除き新しい塗料を長持ちさせること。
サビなど残したまま新しい塗料を塗ってしまうと、サビは塗料の下で成長し続け、塗料の耐久性を落とし、メンテナンス後早い時期に塗料の剥がれ・浮きの原因になります。
②塗料の密着度を高める
古い塗膜は密着度が低く、どんな優秀な塗料を使っても塗料の密着していない箇所から剥がれや、割れが生じ雨水が浸水したりします。水の浸水は、建物自体の深刻なダメージに発展しかねません。
③外壁を美しくする
メンテナンスの直後に、明らかな凸凹がある時は、外壁塗装のやり直しを依頼できます。気付いたら直ぐに業者に相談しましょう。
ケレンの目的や重要性をお話していますが、外壁の剥れ・膨れ・サビ・チョーク現象は、日常からご自身で注意観察しておくことも大事です。
次に話す、「ケレンの種類と経費」は外壁の状態により内容が異なります。
外壁の変化に早く気付き、外壁塗装のメンテナンスを依頼することで、外壁の耐用年数を伸ばし、我が家を雨風から守り、メンテナンの作業日数も短く、経費も抑えられます。情報を知るといい事ばかりですね。
一般住宅の外壁塗装のメンテナンスではほぼ行われることはなく、鉄部の腐敗が激しい公共の橋などで行われる作業です。(薬剤でサビを落としながらの作業になるので近隣への配慮が必要になります。)
経費は:1㎡当たり3,000円〜5,000円ほどです。
詳細は省略させて頂きます。
1種と同じく一般住宅の外壁塗装のメンテナンスではあまり行われることはなく、1種と違うところは、薬剤を使用せず行われる作業だということです。
経費:1㎡当たり1,500円〜2,000円ほどです。
詳細は省略させて頂きます。
一般住宅で1番多く使われる作業で、比較的少ないサビと、経年劣化した塗膜のみをケレン作業をしていきます。(密着性を保っている活膜はケレン作業はしません。)
経費:1㎡当たり500円〜1,500円ほどです。
作業は、クレスパーと言われる工具や紙やすりなどで外壁の表面を綺麗に仕上げていきます。
※クレスパーとは、お好み焼きのヘラみたいな工具です。
これも一般住宅で多く使われる作業で、サビも塗膜もほぼ無く、僅かな塗膜の不具合を整える作業になります。
経費:1㎡当たり200円〜400円ほどです。
作業は、ワイヤーブラシや紙やすりで凸凹などを整え、外壁を綺麗に清掃していきます。
外壁塗装のメンテナンスでとても重要な工程「ケレン」についてお分かり頂けたでしょうか?
手元にある見積書に「ケレン」と記載があるか?いま直ぐ確認し、記載がない方は大至急!塗装業者に問い合わせケレン作業の記載は見積書のどこに該当するのか確認しましょう!
福永塗装工業は、弊社を信頼して工事を依頼くださいましたお客様へ感謝の気持ちを込めて、プロフェッショナルとして相応しい仕事をさせて頂いております。お客様に仕上がりをご覧いただいて、福永塗装工業にお願いして良かった。と思って頂けますよう丁寧な作業とサポート対応していきますので、どんな小さなこと、些細なことでも色々な家のことで悩んでいることがあれば、いつでもお気軽にご相談下さい。社員一同お待ちしております。
外壁塗装のメンテナンスで使用する塗料の臭いはどうなのか?気になる方も多いのではないでしょうか?私たちの五感「嗅覚」は、嫌いな臭いで大きなストレスを感じます。出来るだけ臭いの少ない塗料選び、対策についてお話ししていきます。ご自身だけではなく、近隣の方への配慮も含め理解を深めていきましょう。
1、外壁塗装で臭いの少ない塗料選びのポイント
塗料の改良は進んでいても臭いがゼロになった訳ではありません。外壁塗装のメンテナンス時の臭いに関する心配や不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
ここでは、臭いに関してご自身の要望を業者に伝える時に役立つポイントがないか?注意して見ていきましょう。
外壁塗装の工事中、塗料の臭いがずっとしているわけではありません。工程には3つあり「下塗り⇨中塗り⇨上塗り」各1日ずつ掛かります。その中で、特に臭いが気になるのが
「中塗り・上塗り」の2日間+乾燥させる1日=合計3日間です。
もちろん、臭いに敏感な方は工事が終わるまで悩ましい日々が続いてしまいます。
それを少しでも軽減するために、塗料選びのポイントはないのでしょうか?
臭いの元は塗料に含まれる「ホルムアルデヒド」という化学物質です。
塗料に含まれる「ホルムアルデヒド」はニュースでも取り上げられたことがあるので、お聞きになられた方も多いのではないでしょうか?
ホルムアルデヒドは空気汚染により起こる「シックハウス症候群」の原因の一つとされています。症状としては、目がチカチカしたり、鼻水、喉の乾燥、吐き気、頭痛、湿疹などがあります。
(このシックハウス症候群、身近な物で「カビ・ダニ」が原因になることもあります。)
現在、公的機関から「ホルムアルデヒドの発散量の目安となる基準」が定められており、外壁塗装など建築資材等で使用するホルムアルデヒドは基準量により必要な対策が取られています。
1-2で紹介した、ホルムアルデヒドの飛散料が少ない(F☆☆☆☆)を選ぶことと、塗料を溶かすための「溶剤」にシンナーが使われているか、見ることで臭いが少ないか・きついか判断できます。
※臭いが少ない塗料=F☆☆☆☆で水性の塗料です。
ご自分で出来る対策の一つとして、色選びなど早い段階で業者へ外壁塗装の臭い対策を徹底して欲しいことを伝えるというのはどうでしょう。業者は相談に対して、ご希望に添える塗料の選定・紹介が出来て、双方ストレスの掛かりにくい判断が出来るのではないでしょうか?
換気に関しては色々な方法があります。
・窓の開け閉めは、いつどこの箇所が出来るのか(大丈夫なのか)?確認をしておきましょう。
・外壁塗装の足場の組み立て時に、養生を貼るのですが、換気を配慮した貼り方をお願いしておきましょう。
・壁の一面だけを早く終わらせてもらって、後の3面の塗装時は、早く終わらせた一面にある窓で換気ができるようにお願いしましょう。
・換気をしている窓に向かって扇風機を回し、空気を循環させる方法もあります。(風向きよっては、逆効果になるので気を付けましょう。)
・空気清浄機はあまり効果がなく、化学物質を含んだ空気のために無駄に稼働させるのは、後の使用時に影響が出る可能性があります。
公的機関が定めている使用量であれば影響はありませんが、赤ちゃんや小さなお子さん、ペットがいらっしゃるお宅は「F☆☆☆☆で水性」の塗料の使用をオススメ致します。
併せて、工事中は思わぬ事故が起きる可能性もあります、お子さんやペットから目を離さないことも大事です。
敷地面積の大きなお宅以外は、部屋干しをオススメ致します。
「F☆☆☆☆で水性」の塗料で、バラの香りがする塗料もあります。塗装業者へ相談されてみては如何でしょうか。
臭いは、人それぞれ感じ方が異なりますので、苦手な方は我慢せずその旨を相談して下さい。塗料には体への影響はほぼないのですが、五感で感じる「嗅覚」でストレスを感じて吐き気や頭痛、体の不調を起こしてしまう方もいらっしゃいます。出来る範囲での対応になりますが対策方法を提案させて頂きますので。お気軽にご相談下さい。